ととりべのよろず
捕鳥部萬
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 捕鳥部萬が冤罪で朝敵とされ自害した後、首を晒そうとすると雷雨となり、飼犬の白犬は屍から離れず餓死した。
- 細部
- 捕鳥部萬という人物は、身に覚えのない疑いをかけられて朝廷に背いた者として扱われ、追討の軍に追い詰められた末に自ら命を絶った。朝廷側がその首を人々の目にさらそうとしたところ、にわかに雷鳴がとどろき、激しい大雨が降り出して天地が暗く塗り込められたような有様になったという。萬が飼っていた白い犬は、主人が息絶えてからもその亡骸のそばを片時も離れず、しきりに鳴き続けていたが、やがて何も食べぬまま餓死してしまったと伝えられる。
- 広まり方
- 1940年の『旅と伝説』所収、宮本常一「犬の話その他」に記録がある。
- 地域
- 大阪府岸和田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ