としより
年寄り
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 貧しい家に小判を差し入れていた老人の正体が死後に知れ、ぬすっと神様として祀られた。
- 細部
- 山本のあたりに、時折里へ下りてきては米を買って帰る老人がいた。その頃、暮らし向きの苦しい家の戸口に小判が差し込まれているということがたびたび起きていた。やがて老人が姿を見せなくなり、様子を見に行った者が息絶えているのを見つける。並べて考えたところ、施しをしていたのはこの老人だったと分かり、人々は祠を建てて、ぬすっと神様の名で祀るようになったという。盗みで得た金を配ったとも取れる名づけに、この話の含みがある。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、竹村庄平「山本の伝説 おかやの亡魂」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ