とりだし
トリダシ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 山の仕事中に神が人へ突然乗りうつり、一時的に不思議な力を得る神がかりの状態を宗像地方でトリダシと呼ぶ。
- 細部
- 神が人の身に依り憑く状態を指す呼び名の一つである。修行などによって自分の意志で神がかりの境地に入っていく場合とは別に、思いがけず神の気に触れてしまい、知らぬ間にその状態へ入り込むこともあるという。宗像地方でトリダシと呼ばれるのはこの後者の例で、山で作業をしている最中、女性などにふいに神が乗りうつり、普段では持ち得ないような力を一時的に発揮するようになる現象を指す。
- 広まり方
- 1956年の『宮城縣史 民俗3』に収められた宮城縣による「妖怪変化・幽霊:妖異」の記録に、この呼び名が見える。
- 地域
- 福岡県宗像市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ