とらしみず
虎清水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 恋人祐成の面影を求めた虎女が、かんざしで湧き出させた水面にその姿を見たという清水。
- 細部
- 福島市に伝わる虎清水は、文知摺石の伝説に登場する虎女にまつわる清水である。恋人であった祐成が亡くなったのち、虎女は信夫の岡山村山口までやってきて、文知摺石の表面を麦の青葉で摺ってみたが、恋しい人の姿は浮かび上がらなかった。悲しみのあまり山を下りた虎女は、ちょろちょろと流れるわずかな水を見つけ、かんざしでその場所を掘ってみたところ、水面に祐成の姿が現れたのだという。この出来事にちなみ、この湧き水は虎清水と呼ばれるようになった。
- 広まり方
- 1967年刊行の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫の水に関する伝説の項に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ