とおりのかみさま
トオリノカミサマ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 二月八日の朝に寝坊しているとトオリノカミサマが通りかかり、厄病を家に置いていくとされたため、この日は早起きが徹底された。
- 細部
- かつてこの土地では、二月八日の朝だけは特別に早起きをする習わしがあった。この日の朝、いつまでも布団の中で寝ていると、ちょうどそこをトオリノカミサマという神様が通りかかり、寝坊している家に厄病を置いていってしまうと考えられていたからである。厄病を持ち込まれては一年の災いのもとになるとして、大人も子供も夜が明けきらないうちから起き出し、家の戸を開けて働く姿を見せることで、神様が素通りしてくれるようにと努めていたのだという。
- 広まり方
- 1977年刊行の『上和田の民俗』所収、都留文科大学民俗学研究会による年中行事の記録にある。
- 地域
- 山梨県大月市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ