といしじんじゃ
戸石神社
国内
場所・異界
- どんな話か
- 大永年間、船津の山中で怪しい光が見え、遭難した漁夫を導いた末、その正体の軽石と古木を祀ったのが起こりと伝わる。
- 細部
- 大永年間のころ、戸石の船津あたりの深い藪山から、夜な夜な正体不明の光がぼうっと浮かび上がることがあったという。村人たちはこれを大蛇か何かの魔物の仕業に違いないと恐れ、誰ひとり近寄ろうとしなかった。あるとき、海で難破した漁師が波間を漂流していたところ、遠くにその光を見つけ、それを頼りにようやく陸へたどり着くことができた。夜が明けてから村人が光の出どころを確かめに行ってみると、そこにあったのはただの軽石と古木にすぎなかった。里人たちはこの軽石と古木こそが神木であろうと考え、祠を建てて祀ったのが戸石神社の始まりだと語られている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、大庭耀「千々石灘沿岸伝説」に記録がある。
- 地域
- 長崎県長崎市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ