てんつうりき
天通力
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 垢だらけの着物を着た宮古島のノロは天候を言い当てる力を持っていたが、王府できれいな服に着替えたとたん力を失ったという。
- 細部
- 昔、宮古島にひとりの祝女(ノロ)が暮らしていた。彼女はいつも垢じみた着物とすり切れた袴を身にまとっていたが、不思議な力を持ち、明日は雨になると口にすればその通りに雨が降り、暴風が来ると告げれば実際に嵐が起こったという。評判を聞いた王府がその力を確かめようとしたところ、彼女はきれいに洗濯した衣服に着替えて出向いた。ところが身なりを整えたとたん、それまで備えていた天候を操る力はすっかり失われてしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、金城朝永「琉球の伝説」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県宮古島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ