てんじんさま
天神様
国内
場所・異界
- どんな話か
- 今井のお宮の天神様は子ども好きだが、御神体を持ち出して咎めると病や災いが起き、いじられ続けて片腕を欠いたという。
- 細部
- 今井のお宮に祀られる天神様は子どもを好む神とされ、子どもたちが御神体を岩鼻の淵まで持ち出して川遊びの道具のように扱うことがあった。それを大人がとがめると、かえって病や災害が起きたと伝えられ、天神様自身は子どもたちに逆らわなかったのだという。しかし長年そうして扱われ続けた結果、御神体は片方の腕を失ってしまったと語り伝えられている。子ども好きの神が寛容さゆえに傷つけられていくという、他に類のない天神信仰の姿を伝える話である。
- 広まり方
- 1995年刊『今井の民俗―愛知県犬山市今井―』所収、東京女子大学史学科民俗調査団の「九 口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 愛知県犬山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ