てんぐざわ
天狗沢
国内
場所・異界
- どんな話か
- 天狗が棲むとされた沢で、真夜中を過ぎると大鋸で木を挽くような音が響いたという。
- 細部
- この沢にはかつて天狗が住みついていたと語られる。深夜零時を回るころ、巨大な鋸で幹を挽いているとしか思えない音が谷から立ちのぼり、それが天狗のしわざだとされた。土地に伝わる京の岩の七不思議のうちには壁塗り天狗という名が挙がっており、この沢に居ついて夜更けの伐木音を響かせる者こそがそれだと説明されている。沢そのものが名を得るほど、音の怪異が地形と一体になって語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編の伝説の章、細川修・松本清人による沢と道の伝説に載る。
- 地域
- 長野県北相木村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ