てんぐべえ
天狗兵衛
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 盗賊の頭・天狗兵衛が手下を率いて左近丞の家を襲うが、大黒天らの働きで手下は生け捕られ首も戻り、盗賊は退散したという。
- 細部
- 福の神たちに富をもたらされた左近丞の家に、天狗兵衛という盗賊の頭領が手下を引き連れて押し入る場面が描かれる。応戦した大黒天が刀で天狗兵衛の頭に切りつけると、いったん割れた首は不思議とすぐに元通りくっついてしまったという。一方、えびす三郎は持っていた釣竿をひと振りして、手下のきつね兵衛という盗人の鼻先に釣り針を引っかけ、あっさり生け捕りにしてしまう。座禅を組んだままの布袋だけは、争いの間ずっと身じろぎ一つしなかった。こうして盗賊の一味は追い散らされ、残った福の神たちは夜通し酒盛りをしながら管弦を楽しんだという、賑やかな結末で締めくくられる。
- 広まり方
- 伝承文学研究2001年掲載、真下美弥子「『梅津長者物語』と『牛頭天王縁起』-お伽草子庶民物の塑像-」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ