たろういなり
太郎稲荷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 浅草の武家屋敷の稲荷社が急に評判となって参詣者を集め、また武将の窮地を救ったという二つの伝え。
- 細部
- 享和3年の夏ごろから、浅草にあった立花左近将監の屋敷内の稲荷社の霊験が評判になり、翌年まで大いに賑わったという。一方で別の伝えによれば、朝鮮出兵の折に石田三成の讒言で豊臣秀吉の怒りを買った立花が江戸浅草観音の前で8年を過ごしていたところ、ある夜の夢に白髪の老人が現れ祇園守を授けた。この老人こそが太郎稲荷であり、翌日徳川家康から本領安堵の召状が届いたという。
- 広まり方
- 1978年刊行の日本随筆大成別巻の一話一言、および1983年刊行の続日本随筆大成別巻の巷街贅説に記された話。
- 地域
- 東京都台東区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ