たにかぜのうしいし
谷風の牛石
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 大横綱谷風の母が仁王に丑参りをした満願の夜、恐ろしい牛の背を踏んで祈願を果たしたという誕生譚。
- 細部
- 仁王門の裏手にある、牛の形をした石にまつわる話である。霞目村の百姓弥右衛門の妻は、日本一の力持ちを授かるようにと仁王に丑の刻参りを重ねていた。満願の夜、仁王の前に恐ろしげな牛が横たわっているのに出くわして一瞬たじろいだものの、思い切ってその背中を踏み越え、無事に願掛けを果たしたという。こうして生まれた子が与四郎、のちの大横綱谷風であり、仁王が石を牛に見せかけて谷風の母の胆力を試したのだと語られている。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・石岩の部に記録されている。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ