たましのもくげき
タマシの目撃
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 死の間際に姿を現す魂タマシにまつわる話が複数伝わっており、井戸に蓋をする習わしもあった。
- 細部
- 五戸町では、葬列が通る道沿いの井戸にタマシが入り込むとして、あらかじめ蓋をしておく習わしがあった。豊年祭の宵宮前夜に見かけた男の子が、翌朝に魚釣りへ出て溺死し、前夜の姿は本人ではなく魂だったと分かる話も残る。また専念寺の墓場にアオジ網を張ったところ、鳥はかからずタマシイがかかったともいう。井戸の習わしは能田多代子の『婆達のソリコヌリ』(『民間伝承』1939年)、祭り前夜の話は『五戸葬制資料(一)』(同1966年)、網の話は川端道子の「人魂の話」(『女性と経験』1983年)に記録されている。
- 広まり方
- 民間伝承(1939・1966年)や女性と経験(1983年)に複数の事例が記録されている。
- 地域
- 青森県五戸町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ