たませ
タマセ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- さいたま市に伝わる人魂タマセの話。人が死ぬ前に烏が鳴いて知らせ、尾を引く火の玉が低く飛ぶといい、死んだ夜に響く音はタマセが戻る音だとされる。
- 細部
- 人が死ぬ一週間ほど前になると烏がいつになく鳴き、魂の存在を知らせることがあるとされる。この魂はタマセと呼ばれ、火の玉のような姿で長い尾を引きながら空の低いところをふらふらと漂うように飛ぶという。烏には魂が抜け出たことが分かるのだと語られている。屋根の上をタマセが飛ぶのを見た家からは死人が出るとも言われ、人が亡くなった夜には「ドーン」という音が響くことがあるが、これは体を離れたタマセが戻ってきた際の音だと伝えられている。
- 広まり方
- 1983年刊行『女性と経験』所収、川端道子の記録、および新編埼玉県史 別編2(民俗2)(1986年)第九章第五節、内田賢作の記録による。
- 地域
- 埼玉県さいたま市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ