そせいしてめいどをかたったげじょたけ
蘇生して冥途を語った下女・竹
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 一度死んで蘇った慈悲深い下女が、冥途で仏に出会った様子を語ったという話。
- 細部
- 大伝馬町の佐久間家に仕えた下女・竹は情け深く、貧しい者に施しをする人柄だった。ある時頓死したが体温が残っていたため見守られ、やがて蘇生した。竹は冥途で果てしない野を歩き、黄金の宮殿にたどり着いたところ仏から「これは竹が来るべき場所だ」と告げられたと語り、以後いっそう念仏に励んで大往生を遂げた。後日、近所の者が湯殿山に参詣した際に竹の姿を見かけ、念仏を勧められてから姿を消したという。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第二期所収の神谷養勇軒『新著聞集』に記される。
- 地域
- 東京都中央区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ