たかもりじょう
高森城
国内
場所・異界
- どんな話か
- 水の手を断たれた高森城方が白米と蕎麦粉で馬を洗うふりをして欺こうとしたが、鴉に見破られ落城したという話。
- 細部
- 伊達政宗が城主今市某の籠るこの城を攻めた折、山城のために井戸を持たず、利府の神谷沢から水を引いていることを政宗方に突き止められ、水源を断たれてしまう。追い詰められた城方は一計を案じ、高いところから白米と蕎麦粉をまき散らして馬の脚を洗っているように見せかけ、水に不自由していないと敵をあざむこうとした。ところがそこへ鴉が舞い降りてしまい、たくらみは見抜かれて、ついに城は落ちてしまう。城の西側、青麻街道沿いにある蕎麦米坂という場所には、今なお米粒を思わせる白い砂と蕎麦粉に似た色合いの砂とが入り混じって見つかるといい、落城の際にまかれた米と蕎麦粉がそのまま砂へと姿を変えたものだと伝えられている。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・屋敷城館の部に記録されている。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ