たじからおのみこと
手力男命
国内
場所・異界
- どんな話か
- 天照大神が隠れた岩戸の扉を手力男命が投げ飛ばし、落ちた場所の地名の由来になったという。
- 細部
- 富士吉田市向原に伝わる話。杓子山にある二つの岩穴は、天照大神が身を隠した岩戸だとされている。この岩戸の扉を手力男命が引き外し、山に向かって投げつけたところ、扉が当たった場所は「扉(とおびら)」と呼ばれるようになったという。さらに扉についていた鍵が落ちた場所は「鎌懸(かぎかけ)」と呼ばれ、その向こうには錠が落ちたことから「錠川」という名がついたと伝えられている。天岩戸神話の一場面を借りて、周辺のいくつもの地名の由来を説明する伝説になっている。
- 広まり方
- 1983年刊『向原の民俗(上)』の「口承文芸 伝説」に、都留文科大学民俗学研究会が採録した。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ