たいしゅん
泰舜
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 平将門の乱の折、泰舜が剣輪の法を修し土印を結んだ瞬間に独鈷杵が折れ、その日に将門が討たれたという話。
- 細部
- 大元明王を本尊とする密教の修法は、もとは法淋寺の常暁が唐へ渡って学び、日本へ伝えたものだという。平将門の乱が起きた際、僧の泰舜がこの流れを汲む剣輪の法を修した。祈祷のさなか、泰舜が土印という印を結んだその瞬間、壇上に据えられていた独鈷杵がにわかにぽきりと折れたという。そして、まさにその同じ日に、将門が討ち取られたと伝えられている。祈祷の場で起きた小さな異変が、遠く離れた戦の結末と結びつけて語られた話である。
- 広まり方
- 1977年刊『日本随筆大成』第三期の天野信景『塩尻』に記録されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ