たびのおとこ
旅の男
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 一夜の宿を貸した礼か、軒下のわらじがそっくり小判に変わっていたという旅人の話。
- 細部
- 三十畳ほどもある大きな石の上でわらじを編み、それを軒下に吊るしておく人がいた。あるとき乞食のような身なりの旅人が訪れて泊めてほしいと頼んだので、快く迎え入れて一晩の宿を貸した。翌朝、男が去ったあとに軒下を見ると、吊るしてあったわらじがすべて小判に変わっていたという。見知らぬ者への施しが思わぬ形で報われるという型の話で、大石という土地の目印と結びつけて語り継がれている。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、その他の石の伝説の項に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ