すわこのおみわたりでんせつ
諏訪湖の御神渡り伝説
国内
場所・異界
- どんな話か
- 厳冬期に諏訪湖の氷が轟音とともに盛り上がる自然現象を、男神が女神のもとへ通った跡だとする伝説。
- 細部
- 諏訪大社上社の男神・建御名方神が、下社の女神・八坂刀売神のもとへ夜な夜な湖を渡って通った道筋だと伝えられている。実際には湖が全面結氷したあと寒暖差で氷が膨張・収縮し、亀裂とともに氷が数十センチ盛り上がる自然現象で、1397年に諏訪社から幕府へ報告した記録が最古とされ、1443年以降は諏訪市の八剱神社が『当社神幸記』『御渡帳』として観察記録を伝えてきた。出現した年の冬には神官による「御渡り神事」が行われ、亀裂の入り方からその年の天候や豊凶を占う。
- 広まり方
- 諏訪地方の神事・観光として広く知られ、近年は暖冬の影響で出現しない年(明けの海)が増えていることもニュースで報じられている。
- 地域
- 長野県諏訪市・下諏訪町(諏訪湖)
- 年代
- 室町時代(1397年の記録が初見、1443年から連続記録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ