すごろくだに
双六谷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 双六谷の奥を極めようと歩いていた二人連れが互いの顔を鬼のように恐ろしく見たといい、谷奥に棲む鬼の仕業とも語られたが日射の影響とも考えられている。
- 細部
- 昔、飛騨船津から来た二人の男が、双六谷の奥を極めようと連れ立って山中を歩いていたことがあった。歩くうちに、ふと気づくと一方の男の顔が鬼のように恐ろしい形相に見えてきた。ところが驚いて相手を見返すと、こちらの顔もまた同じように鬼のように映っていたのだという。二人はこれを、谷の奥に棲む鬼が人間の立ち入りを喜ばないために起こったことだろうと考えた。もっとも、これは実際には谷特有の日の差し方によって互いの顔が恐ろしく見えただけだろうとも説明されている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』掲載、冠松次郎「飛騨の双六谷」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ