すぎやまけんぎょう
杉山検校
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 江の島の岩屋にこもった検校が夢に鍼を見て、目覚めると掌に握っていたという話。
- 細部
- 杉山検校は遠州浜松の生まれで、一歳のときに目が見えなくなったと伝えられる。世に名を上げようと志し、江の島の岩屋に入って二十一日間の断食を行った。その満願の折、夢のうちに鍼が現れ、目を覚ますと掌の中に実際に鍼を握っていたという。以後この人は鍼の術を究め、多くの病人を救ったとされる。参籠と夢告によって技を授かるという型に沿った話で、鍼術の由緒として語り継がれている。
- 広まり方
- 1980年刊の『続日本随筆大成』に収める緒方惟勝『杏林内省録』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県藤沢市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ