そうしゅうおおやまのむごんのばしょ
相州大山の無言の場所
国内
場所・異界
- どんな話か
- 雨降山の道中には声を出してはならない一角があり、騒げば怪しい風に吹き倒されるという。
- 細部
- 大山は雨降山とも呼ばれ、その参詣路の途中に、口をきいてはならないとされる場所があった。ここで声高に騒ぐと、たちまち異様な風が起こって騒いだ者を吹き倒してしまう。いったんそうなると、どれだけ進もうとしてもその一角を越えることができず、結局は遠回りをして迂回するほかなかったと語られる。山中の突風という現実の危険を、静けさを守るという作法の形で伝えたものと見られ、参詣者の心構えを説く話として機能していた。
- 広まり方
- 1981年刊『続日本随筆大成』所収、鼠渓『寐ものがたり』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県伊勢原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ