かつやまののはらからもどったこ
勝山の野原から戻った子
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 10歳ほどの子供が死んだが納棺前に息を吹き返し、野原で坊様に早いと言われ帰ってきたと語ったという。
- 細部
- 勝山市北谷町に伝わる話で、10歳ほどの子供が息を引き取ったが、遺体を桶に納める前にふっと息を吹き返したことがあったという。周囲の者が驚いて何があったのか尋ねてみると、その子は、広々とした野原に出たところ坊様が2、3人立っていて、おまえはまだ来る時期ではないから戻りなさいと告げられたので、そのまま戻ってきたのだと話したという。死者を送り出す間際に起きた出来事として、当時の人々に強く記憶されたと考えられる。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』所収、石畝弘之「生と死のイゲ」に記録がある。
- 地域
- 福井県勝山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ