しゅてんどうじ
酒呑童子
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 上市町の旧白萩村では、平井保昌の怪力は酒呑童子退治の力を引き継ぐとされ、その兜を埋めた杉に登ると異変が起きるという。
- 細部
- 上市町の旧白萩村に伝わる話で、平井保昌の先祖はもとは山中で暮らす一介の民であったが、山奥で自ら作った木鍬をひとりで担いで里へ運び下ろすほどの怪力の持ち主だったという。その力量を源綱吉に見込まれて家来に取り立てられ、以後保昌家に伝わる剛力は、かつて酒呑童子を討ったときの力そのものだと語り継がれてきた。保昌家にはその際に用いたという兜も伝来していたが、家に凶事が重なったため、これを立山杉の根元に埋めて鎮めたという。その杉の木に近づき登った者は、体が震えて顔がゆがむと恐れられ、今も触れてはならぬ木として語り伝えられている。
- 広まり方
- 1967年刊『富山旧白萩村の民俗-富山県中新川郡上市町旧白萩村-』所収、東洋大学民俗研究会の聞き書きに記録がある。
- 地域
- 富山県上市町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ