しょうてん
昇天
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 南部藩士藤根家の母が、いずれ迎えが来て天へ昇ると子らに予告し、その日行水をして黒雲に乗り昇天したという話。
- 細部
- 南部藩に仕える藤根脇右衛門が十四歳、妹が九歳のころ、二人の母親はある日子どもたちを呼び、自分はいつか避けられない方から迎えが来ることになっており、その日が来たら覚悟しておくようにと言い聞かせた。やがてその日が訪れると、母は行水をして身を清め、姿を整えたうえで二人の子に別れを告げ、迎えに来た黒雲に乗って空高く昇っていったという。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、中道等「奥羽巡杖記」に記録されている。
- 地域
- 岩手県盛岡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ