ぜんよしょうにんとかも
禅誉上人と鴨
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 射られた雄の首をくわえて寺へ来た雌鴨に僧が経を読み、それを聞いた浪人が弓を捨てた話。
- 細部
- 念徳寺に禅誉上人がいた頃、近隣を弓で鳥を射て歩く浪人がいた。ある日、本堂の前に一羽の雌の鴨がうずくまっており、口には鴨の首をくわえていた。それは浪人の矢に落とされた雄のものだった。上人が経を読んで手向けると、鴨はどこへともなく飛び去っていったという。後にこの一部始終を伝え聞いた浪人は弓を捨て、上人のもとで弟子となった。殺生を悔いて仏門に入るという結末をとる寺の縁起譚で、鳥のつがいの情を軸に殺生戒を説く形になっている。
- 広まり方
- 1933年の『民俗学』に載る太刀川総司郎「三浦三崎の「でつと」その他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横須賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ