しょうぐんづか
将軍塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 戸隠の鬼女紅葉を討った平維茂の墓と伝わる円墳で、上に石造の多重塔が立つ。
- 細部
- 安和二年、戸隠山に紅葉と名乗る鬼女が棲みつき、術を使って人々を苦しめたと語られる。近江の余吾村に住み余吾将軍と呼ばれた平維茂は、これを退治せよとの命を受けて信濃へ下り、北向観音に籠もって祈願したうえで鬼女を討ち果たした。将軍塚はその維茂を葬った場所だと伝えられ、直径十五メートルほど、高さ二メートルほどの円い塚で、頂に石造の多重塔が据えられている。鬼女退治の伝承が、実際に目に見える塚と塔によって土地に固定されている点が特徴である。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人による塚の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ