しとまえのせき
尿前ノ関
国内
場所・異界
- どんな話か
- 源義経一行の平泉落ちの際、北の方がこの地で急に産気づいたという言い伝えに由来し、藩政期には境目番所も置かれた地名譚。
- 細部
- この地はかつて平泉領の御口と呼ばれ、のちに大口村という村名になったという。源義経主従が平泉へ落ち延びる途中、出羽から中山越えでこの地に出たとき、義経の妻である北の方が急に産気づき、道端で用を足したことから地名が生まれたと伝えられる。別の言い伝えでは、出羽の亀割峠で亀若丸が生まれたのち、弁慶が平泉領に入るまで泣き声を立てぬよう命じ、この地に着いてはじめて亀若丸が放尿したことにちなむのだともいう。シトという語は岩手県の志戸平や宮城県の志戸田と同じ語源とされ、藩政時代にはここに国境を守る番所が置かれていた。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県大崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ