しものせきのしじゅうくにちまえのやねがえ
下関の四十九日前の屋根替え
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 四十九日を終えぬうちに屋根替えをした家では、居場所を失ったと訴えるように家族の前に死者の霊が姿を見せたと伝わる。
- 細部
- 下関市豊田町旧豊田上村では、家族に死者が出てから四十九日が済むまでは屋根の葺き替えなどの普請をしてはいけないという禁忌が伝わっている。ある家がこの禁を破り、四十九日を待たずに屋根替えの工事をしてしまったところ、亡くなった人の霊が家族の前に姿を見せ、自分の居場所がなくなってしまったと嘆いたのだという。死者の魂がまだ家の中にとどまっている期間には、住まいに手を加えることさえ慎むべきだとする考え方がうかがえる話である。
- 広まり方
- 1975年の『民俗採訪』所収、山口県豊浦郡豊田町旧豊田上村(現・下関市)における國學院大學民俗学研究会の聞き取り調査に記録がある。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ