さどのさかさきもののきょうふばらい
佐渡の逆さ着物の恐怖払い
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 身内が亡くなった後の激しい恐怖には、死んだ人の着物を上下逆さに被せると治まるというまじないが伝わる。
- 細部
- 家族の誰かが亡くなったあと、その死をめぐる恐ろしさがどうにも激しくおさまらないことがある。そうしたときに用いられるのが、亡くなった当人の着物を上下逆さまにして恐れている者に被せるというまじないである。普段の着方とは逆にすることで、通常とは異なる特別な処置であることを示し、死者の霊による影響を鎮めようとする意図がうかがえる。葬送の場面でも死者の着物や持ち物を通常と逆にして扱う例は各地に見られ、この土地の習わしもそうした逆さ事の考え方の一つに連なるものといえる。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編23 民俗2』(1984年)所収、森谷周野「憑霊伝承」中の人間霊の項に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ