こはまのやねにとどまるししゃのれい
小浜の屋根に留まる死者の霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 四十九日の間は死者の霊が家の屋根に留まるとされ、屋根に触れない等の禁忌と供養の作法が伝わる。
- 細部
- 人が世を去ってから四十九日を迎えるまでの間、その霊魂は家の屋根の上にとどまり続けると考えられていた。そのため喪に服す間は屋根に上ったり手を触れたりすることを避け、家を空にしないよう常に誰かが在宅するよう努め、入り口の大戸や仏壇の扉についても少しだけ開けた状態を保っておくとよいとされた。喪明けとなる七七忌の日には、四十九個のモチと笠の形をしたモチを用意して供え、近しい親族が顔をそろえて一緒に口にすることで喪が明けるとされており、これを境に霊魂もようやく遠方へと去っていくと信じられていた。
- 広まり方
- 『福井県史 資料編15 民俗』1984年所収、小林一男による忌明けの記述に基づく。
- 地域
- 福井県小浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ