とおかまちのにぐるまにあらわれたろうじょ
十日町の荷車に現れた老女
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 冬場の雑貨屋のリアカーの仮眠場所で見た老女の姿が、そこで死んで焼かれた人物だったという話。
- 細部
- 戦前のこと、話者の家は冬になるとリアカーを引いて雑貨を売る商いをしており、そのリアカーの下部には仮眠できるような小さな設備が付けられていた。ある晩、そのスペースの中に、縞模様の着物姿で六十歳ほどに見える女性がふと座っているのが見えたので、話者は不審に思い、その集落の人に「亡くなった人がいるのか」と尋ねてみたという。すると、かつてそこで亡くなり火葬されたお婆さんが実際にいたのだと教えられ、見えた姿がその人のものだったことがわかったと伝わる。
- 広まり方
- 1985年刊『奴奈川の民俗―新潟県東頚城郡松代町奴奈川地区―』(東洋大学民俗研究会)の口承文芸の章に記録されている。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ