しろがおちたひにきりのたつしろやま
城が落ちた日に霧の立つ城山
国内
場所・異界
- どんな話か
- 城山では落城の日になると毎年霧が立ち込め、身投げした女たちや戦死した武将の霊にまつわる話が語られる。
- 細部
- 城が落とされた六月十日には毎年決まって霧がまいて城山が見えなくなるといい、当時赤ん坊を抱いて谷底に身を投げた女たちを偲ぶかのように、今も蛙が子を抱いて悲しげに鳴くのだという。北条氏の武将の墓にも霧が立ち込め、幽霊とともにどこからか家来の叫び声が聞こえるとされ、別の大将を葬った寺には三年もの間、衣を着た僧のような形の茸が生え続けたとも伝わる。
- 広まり方
- 昔話―研究と資料―(1981年)所収の「新井ヤエ媼の昔話」(穴沢紘子・今越祐子・増田昭子)に記録がある。
- 地域
- 東京都八王子市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ