しろいひげのろうじん
白い髭の老人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 津波を予告し家に戻るなと二度告げたのち光になって飛び去った老人は、地蔵の化身だったという話。
- 細部
- 下田の町にある米屋にある日、白い髭を蓄えた見知らぬ老人が現れ、津波が来るのですぐに下田富士へ逃げるよう告げた。米屋の主人が町の人々に知らせて回ったが、誰も本気にしなかったという。それでも主人は母親を連れて下田富士へ避難したところ、まもなく本当に津波が押し寄せた。避難先に再び現れた老人は、もう一度大きな波が来るから家には戻るなと告げると、津波のただ中を光になって飛び去っていったという。この老人の正体は、波切り地蔵の化身だったと伝わっている。
- 広まり方
- 1989年刊『静岡県史 資料編23 民俗1』所収、鈴木暹「地震と津波と火事」に記録がある。
- 地域
- 静岡県下田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ