しろいちょう
白い蝶
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 死の間際に鼻から出た白い蝶が呼び声で舞い戻り、老女が三途の川の手前で目覚めたという蘇生譚。
- 細部
- 病を患っていた年配の女性が息を引き取った瞬間、その鼻の穴から白い蝶が一羽ひらひらと飛び出し、外へ向かって飛んでいったという。そばにいた人がタマヨバイと呼ばれる呼び戻しの所作をすると、白い蝶は舞い戻ってきて再び鼻の穴へ入り、女性は息を吹き返した。本人の話では、花の咲く野原を歩いて川に出たところ、舟に乗ろうとした瞬間に名を呼ばれて目が覚めたといい、その川は渡れば戻れない三途の川だったのだという。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一の記述(第6編・霊魂)に基づく。
- 地域
- 新潟県三条市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ