しんれいたいけん
心霊体験
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 叔父や恩師の死の瞬間に物音や胸騒ぎを覚えたなど、一人の女性が書き残した6つの虫の知らせ。
- 細部
会津若松に住んでいたある女性が書き残した、身近な人の死にまつわる六つの実体験である。早朝に二階の部屋の戸ががたつく音で目を覚ました時刻に叔父が倒れ、のちに窓ガラスが割れていた朝の時刻には、その叔父が息を引き取っていた。旅先でコップを取り落とした瞬間には、恩師がちょうど亡くなっていたという。ほかにも、夕食の席に来た元気な父を見てふと「これは明日死んでしまう」と口にしたところ翌日に急死し、夫に悪い予感がして病院へ促した日に夫は事故で亡くなった。
新築工事で長雨が続いた際、大工が延期を勧めても晴れると言い張り続けると本当に晴れ上がったこと、夫の戦友が納骨に訪れた日に粗末な墓を見せたくないと躊躇していると折よく雨が降って留守番を頼めたこと、さらに父の遺言に背いて自転車の鍵をかけずに休むと夜中に走行音だけが響き、鍵のない戸が独りでに開いて父の声を感じたことなども記されている。
- 広まり方
- 1995年刊『会津の民俗』所収、鈴木源英と長嶺トキの「私の心霊体験」に記録がある。
- 地域
- 福島県会津若松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ