いいだのなるきょうほんとだな
飯田の鳴る経本戸棚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 檀家に死者が出ると経本の戸棚が鳴り、その音の荒さで臨終の様子まで分かったという寺の話。
- 細部
- 龍淵寺では、先代の住職の時代に、檀家の誰かが亡くなると必ず前触れがあったという。経本をしまってある戸棚が音を立てるのだが、その響きが静かであればその人は苦しまずに息を引き取ったといい、荒々しければ苦しんだのだと受け取られた。そして翌朝には決まって、亡くなった家から葬儀を頼む使いが寺を訪れたと語られている。訃報が届く前に寺の側が知るという話で、音の性質から死に際の様子まで読み取る点に特色がある。
- 広まり方
- 1979年刊『遠山の民俗』所収、東京学芸大学民俗学研究会による伝説の項に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ