わたりのしんぐんがのこすやのねいし
亘理の神軍が残す矢の根石
国内
場所・異界
- どんな話か
- 陸奥の鳥の海で大寒の頃に起こるとされる怪異で、暴風雨のあとに矢の根の形をした石が落ちている現象をいう。
- 細部
- 陸奥国の鳥の海と呼ばれる沿岸部では、一年でもっとも寒さの厳しい大寒のころになると「神軍」と呼ばれる不思議な現象が起きるという。荒々しい暴風雨が過ぎ去ったあと、地面や浜に矢の根(鏃)の形をした小石がいくつも落ちているのがそれで、天上で神々が合戦をした跡だと語り伝えられてきた。同じような言い伝えは能登や常陸の地でも聞かれ、荒天のあとに武具めいた石が現れるという話型は各地に分布している。
- 広まり方
- 出典は『日本随筆大成第二期』(1974年)所収、石上宣続「卯花園漫録」。
- 地域
- 宮城県亘理町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ