せきのかみさま
咳の神様
国内
場所・異界
- どんな話か
- 風邪で命を落とした旅人の塚を神とし、飯の炊けるうちに拝めば治ると信じられた。
- 細部
- 泉区に伝わる話。旅の途中で風邪をこじらせて亡くなった者の塚があり、いつしか咳を鎮める神として拝まれるようになった。効き目を得るには手順があり、風邪を引いたとき、釜の飯が炊き上がるまでのあいだに参ってくれば治るとされた。祈願に時間の制限を課す点が特徴で、思い立ってすぐ足を運ぶことが求められている。行き倒れた者を祀り、その死因にちなむ病を司る神とする発想は路傍の塚の信仰に広く見られるもので、同じ土地の乞食の墓の話とも通じ合う。
- 広まり方
- 『昔話伝説研究』2000年掲載、高塚さよりの報告「横浜市泉区踊場の『猫の踊』譚」に併せて記されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ