せいじょ
セイジョ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 松代の男セイジョが山の者に連れ去られたのち巨大な姿で眠るところを見られ、家を去ったという伝承。
- 細部
- 十日町市松代に暮らしていたセイジョという男は、ある夜自宅で休んでいたところ何者かと揉み合いになり、そのまま山の鬼のようなものに連れ去られてしまったと伝わる。数年後にふらりと家へ戻ってきたセイジョは、眠っている姿を決してのぞくなと家族に言い聞かせたが、不審に思った家族が奥の座敷をそっと見ると、部屋いっぱいになるほど巨大な姿で眠っていたという。見られたことに気づいたセイジョは「見たな」と一言残して家を出て行き、そのまま戻らなかった。この男が帰ってくるのは決まって師走の大吹雪の晩とされ、荒れた天気の夜になると村では「セイジョが来たぞ」と言い交わしたと伝えられている。
- 広まり方
- 1985年刊行の『奴奈川の民俗―新潟県東頚城郡松代町奴奈川地区―』(東洋大学民俗研究会)の口承文芸の章に採録されている。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ