しげさわのみず
しげ沢の水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 病の床の老人が求めた沢の水で、正しい場所から汲んだ一杯が病を癒したという。
- 細部
- 三河に住む老人が病に伏し、かつて口にしたしげ沢の水をもう一度飲みたいと息子に告げた。息子ははるばる旅をして水を汲んで帰ったが、それは目当ての水ではなかった。もう一度詳しい場所を教わって出向き、あらためて汲んだ水を父に飲ませたところ、病はたちどころに治ったという。同じ沢でも汲む場所が違えば験がないという点に力点があり、水そのものよりも特定の一点に霊力を認める語り方になっている。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、川の伝説の項に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ