ささのさいぞう
笹野才蔵
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 博多の玩具や護符に描かれる笹野才蔵は、豪傑可児才蔵に見立てられ、疱瘡神を退けた人物として祀られている。
- 細部
- 博多には笹野才蔵という名で知られる土人形や、疱瘡除けの絵柄が伝わっている。この才蔵は、かつて名をあげた豪傑・可児才蔵に由来する人物とされる。あるとき窓から飛び込んできた見慣れぬ怪しい影を、才蔵は刀で切りつけて退けた。後になって、それが疱瘡をもたらす神の仕業であったことが知れる。以来、この人物を棚に祀るか、その姿を描いた絵を家の出入り口に貼っておけば、疱瘡神が恐れて入り込めないと信じられるようになった。玩具や護符という具体的な品物に、退治譚の力を込めて持たせている点が特徴である。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に載る須田元一郎「九州北部の伝説玩具」に記録されている。
- 地域
- 福岡県福岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ