さるたひこ
猿田彦
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 猿田彦は六十一日ごとの庚申の夜、人々が眠る間に天へ昇って善悪の行いを報告する神とされる。
- 細部
- 知夫村における庚申信仰と結び付いた猿田彦についての話である。六十一日目にめぐってくる庚申の夜になると、猿田彦は人々が寝静まった隙をついてひそかに天へと昇っていき、この世に暮らす人々がそれぞれ行ってきた善い行いと悪い行いのすべてを天の神々に報告するのだという。そして夜が明けて鶏が鳴く頃になると、再び地上へと下りてくるとされる。このため庚申の夜は眠らずに過ごすべきだという庚申待の習わしの理由の一つとして語られている。
- 広まり方
- 1964年刊行の雑誌『庚申』に窪徳忠が「隠岐に伝わる庚申の説話」として報告した話で、隠岐諸島の庚申待習俗を聞き取った記録の一つである。
- 地域
- 島根県知夫村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ