さるになったこ
猿になった子
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 5歳で行方不明になった足尾宿の子が、10日後に庚申山で猿の群れに交じり全身毛だらけの姿で見つかったという話。
- 細部
- 下野国足尾宿に暮らしていた子が、五歳のときに忽然と姿を消した。家族が探し回っても見つからず、十日ほどが過ぎたころ、庚申山という山に登った者が、岩の上で戯れる多くの猿の群れを目にした。よく見ると、その中に行方不明だった子の姿があった。親が名を呼ぶと子はこちらへ駆け寄ってきたが、すでに全身に毛が生えて猿そのものの姿になっていたという。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第二期』所収、八島定岡「猿著聞集」に記録がある。
- 地域
- 栃木県日光市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ