さらやしきのおきく
皿屋敷のお菊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 皿を割った、あるいは紛失した罪を着せられて殺された奥女中お菊が、井戸から皿を数える声を響かせるという怪談。姫路城の「播州皿屋敷」が原型の一つとされ、江戸の「番町皿屋敷」など各地に類話がある。
- 細部
- 姫路城内には今も「お菊井戸」と呼ばれる井戸が残り、戦国時代(永正年間ごろ)を舞台に、女中お菊が家宝の皿を紛失した咎で殺され井戸に投げ込まれたとする「播州皿屋敷」が語られている。この話型は1741年に浄瑠璃として整えられ、江戸では1758年の講釈をもとに、皿10枚のうち1枚を割った女中お菊が旗本に手打ちにされ、夜な夜な井戸から皿を数える声が聞こえるという「番町皿屋敷」として広まった。両者は独立した発展を遂げたとみる説もあるが、共通する話型として全国各地にも類似の「皿屋敷」伝説が点在する。
- 広まり方
- 歌舞伎・落語・怪談本を通じて江戸時代から広まり、姫路城の観光名所解説としても紹介され続けている。
- 地域
- 兵庫県姫路市(姫路城)、東京都(番町)ほか各地
- 年代
- 室町時代(伝承設定)~江戸時代(流布)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ