やまびとになったむすめ
山人になった娘
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 桑刈りの最中に行方がわからなくなった娘が、何年も経って山の者となって帰ってきたが、結局また山へ戻っていったという話。
- 細部
- 大勢の子供を抱える家に育った娘が、桑刈りの最中にふと姿を消してしまった。長い歳月が過ぎたある日、風雨の激しい中を娘がひょっこり戻ってきたが、山で幾年も暮らしたためか、その髪も顔もすっかり山の者めいた様子に変わっていたという。喜んだ家族は味噌汁などをこしらえてもてなそうとしたものの、娘は涙ながらに「辛くて食べられない」ともらし、ふたたび山へと帰っていった。そのまま山人として、生涯を山で過ごしたと伝わる。
- 広まり方
- 1983年の『晴山の民俗―岩手県九戸郡軽米町旧晴山村―』「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 岩手県軽米町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ