さんば
産婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 多くの堕胎に手を貸した産婆の家は絶え、屋敷に住もうとする者さえいなくなったという。
- 細部
- 県内のある土地で産婆をしていた女は、生業として数多くの堕胎を引き受けていたと伝えられている。長年にわたってそうした行いを重ねた報いなのか、この産婆の家系はやがて跡を継ぐ者がなく絶えてしまい、残された屋敷には誰も寄りつかなくなってしまったという。恐ろしい評判が立ったためか、空き屋敷となった後も新たにそこへ移り住もうとする者は現れず、建物だけが長く取り残される結果になったと語り継がれている。同種の因果話は近隣の坂崎にも伝わっている。
- 広まり方
- 出典は『日本常民文化紀要』2000年掲載、松崎憲三「堕胎(中絶)・間引きに見る生命観と倫理観-その民俗文化史的考察-」。
- 地域
- 愛知県幸田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ