さくらだ
桜田
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山神社脇の田で乳飲み子を背負い田植えを続けた母親の子が首を落とし、葬った畔に桜を植えたことが桜田の名の由来という。
- 細部
- 栗駒にある山神社のかたわらには、ひときわ広い一枚田が広がっている。かつてこの田では、乳飲み子を背中にくくりつけたまま、女が一日じゅう手を休めることなく田植えを続けたことがあったという。苗を一株植えるたびに、背負われた赤子の首が上下に大きく揺れ動き、それが夕暮れまで繰り返された結果、とうとう赤子の首が落ちてしまったと伝えられる。悲しんだ人々は亡骸を別の畔に葬り、そのしるしに桜の木を植えた。これが田の名の由来となり、以来この田は桜田と呼ばれるようになったという。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ