しずかごぜんのつえざくら
静御前の杖桜
国内
場所・異界
- どんな話か
- 義経を追う静御前が地名を取り違えて落胆し、地に突いた杖が根づいて大桜になったと伝わる。
- 細部
- 奥州の源義経のもとへ向かう静御前が道中で行き先を尋ねたところ、大塩という土地を教えられた。たどり着いてみるとそこは目指す奥州ではなく大塩でしかなく、落胆した静御前が地面に杖を突き立てた。その杖がやがて根を張り、大木の桜へ育ったのだという。地名の似通いから生じた行き違いを、目の前の巨木の由来へと結びつけた植物伝説で、旅の途中の悲嘆が土地の景物として残された形をとる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の伝説、植物の伝説のうち桜の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県大町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ